12月にはいり寒い日が続いています。
今年はインフルエンザ・ワクチンが従来の3価から4価に変更になりましたが、今のところ、大きな問題はないようです。
先月末には、早くもインフルエンザによる学級閉鎖の報道がありました。例年、このような病気の流行の報道の後はお問合せが多くなります。インフルエンザ、風しん、肺炎球菌 いずれのワクチンも予防接種後、一定の期間を経て、抗体が作られます。インフルエンザワクチンは、健康な成人の場合、約2~3週間かかるといわれています。予防接種を希望される方はお早目にお願いします。
また、ここ数年、入学・就職などの健康診断で、風しんの抗体検査の結果が必要な場合があります。風しんの抗体検査は約1週間かかります。そのため、初回検査で風疹抗体が陰性もしくは軽度陽性の場合は、風しんワクチンの接種を行います。通常は、ここまでの場合が多いのですが、提出先によっては、風しんワクチン接種後に陽性になったことの証明を求められることがあります。この場合は、最初の検査から確認検査までに約2カ月かかりますので、これらの証明が必要な場合はお早めに準備されることをお勧めします。この日程はめやすであって、病気の流行状況などでもっと日数が必要になる場合もありますので、ご注意ください。
肺炎球菌ワクチンは、昨年から政府の推奨により一定の条件を満たした方は助成が受けられます。助成内容は自治体によって異なりますので、お住まいの自治体にお問合せになるか、かかりつけ医にご相談ください。
いずれのワクチンも体調の良い時に予防接種は行います。また、複数のワクチンを接種する場合は、優先順位が異なりますし、一定の接種間隔が必要になりますので、かかりつけ医と相談してください。