平成30年8月19日、首都圏で風疹(三日はしか)の罹患者が確認され、流行の兆しがあると注意喚起されました。

福岡県でも今年になって7名の風疹(三日はしか)患者が確認されています。

風疹(三日はしか)の症状は、発熱や発疹、目の充血などですが、症状がでない人が15~30%いるといわれています。無症状でも、唾液のしぶきなどを通じて他人にうつす場合があります。

これまでに確認されている患者は30~50代の男性が中心です。

風疹(三日はしか)の感染で特に注意が必要なのは、妊娠20週めごろまでの妊婦です。妊婦初期に感染すると、赤ちゃんに難聴や白内障、心臓病が起きる先天性風疹症候群の恐れがあります。妊婦はワクチン接種が受けられません。妊娠中の人は人混みをさけるなど、十分に注意してください。また、家族や同僚が風疹(三日はしか)に感染して、妊婦に感染させないように、周囲の人々が予防することも大切です。

風疹(三日はしか)の罹患歴やワクチン接種歴を確認して、必要な場合は抗体検査をうけましょう。検査の結果、風疹(三日はしか)ウィルスへの抵抗力が十分でない時はワクチンを接種しましょう。

妊娠中の人や、その周囲の人々の用心も大切ですが、これから妊娠を考えている方々は速やかに抗体検査を受けて、必要な対策を講じるようにしてください。